「大洗 潮干狩りに行ってみたいけど、本当に採れるの?」
そんな疑問を持つあなたへ。実際に大洗サンビーチで潮干狩りをしてきましたのでリアルな体験をお伝えします。
この記事では、潮干狩りの基本情報だけでなく、これから訪れる方の参考になるよう、事前に知っておきたい注意点やコツも紹介します。
大洗サンビーチで潮干狩り概要
- 所在地:茨城県東茨城郡大洗町
- 潮干狩りの時期:毎年4月中旬~6月下旬
- エリア:第1~第2サンビーチ(※南側は禁漁区域)
- アクセス:
- 電車:鹿島臨海鉄道「大洗駅」から徒歩約20分
- 車:東水戸道路「水戸大洗IC」から約10分
海水浴場としても人気の大洗サンビーチは、春~初夏にかけて“自然潮干狩りスポット”として知られています。
ここは潮干狩り場として開設されおらず、貝を撒いたりすることはないので、先に貝を取られてしまうと後から来た人は貝と取れないというところがポイントとなります。
駐車場は有料で普通・軽自動車は1000円です。

駐車場はかなり広く、日曜日に来たのですが余裕をもって車を止めることができました。


トイレはありますが、近くに水が出るところがないので注意です。

駐車場から潮干狩りスポットまでは5分~10分程度歩く必要があるので、荷物が多い場合は台車等を用意した方がいいと思います。


4月上旬~中旬には貝は取り尽くされてしまっている
4月上旬でもこんな感じで潮干狩りを楽しみに来ている方が多く、ほぼすべてのスポットで取り尽くされています。





帰宅される方のバケツや網を見てもほぼ取れていませんでした。
干潮時に濡れるの覚悟でかなり置くまで堀りに行きましたが、全く取れず・・・
はまぐりを20~30個ほど取れていそうだなという方も数名いましたが、全員ウェットスーツを着て、「じょれん」と呼ばれる大洗サンビーチでは禁止されている道具を使って取っていました。
このタイプの熊手も禁止されているのですが、体感2~3割程度の方が使用している状況でした。

ただ、この熊手を使ってもほぼ取れていませんでした。
最終的に私が採取できたのが、以下の画像のとおりです。

この数を持って帰っても仕方がないので、すべてリリースしました。
潮干狩りのルールと注意点
採取ルール(茨城県・大洗町共通)



- 採取量:1人1kgまで
- サイズ制限:3cm以上
- 使用可能な道具:
- 幅20cm以下、爪5cm以下、柄50cm以下の熊手
- 禁止事項:
- 網付きの道具、金網使用、じょれんは禁止
- 禁漁区(第2サンビーチより南側)での採取は禁止
ルールを破ると罰則対象になります。公式情報を事前にチェックしておきましょう。
潮干狩りの持ち物チェックリスト
- ✅ 熊手(サイズ規定あり)
- ✅ 網袋やバケツ
- ✅ 長靴またはマリンシューズ
- ✅ 軍手
- ✅ クーラーボックス(持ち帰り用)
- ✅ 海水を入れるボトル
- ✅ 着替え・タオル
- ✅ 潮見表アプリ
干潮の前後2時間がベストタイムなので、事前に必ず「潮見表」を確認しましょう。
たくさん取れたとPRしているアカウントについて
実際に大洗サンビーチで潮干狩りをした結果と周りの撮れ高を見た感想としては、おそらく以下のいずれかなのかなと思います。
- 潮干狩りに行ったのが3月下旬
- じょれんを使うなど禁止されている道具を使っている
- 那珂湊おさかな市場で買ってきている
最近、サンビーチで貝が取れるとPRしているインスタやTikTokアカウントがあり、それを見た方がかなりの数で潮干狩りに来ています。
そのため、4月上旬でも貝は結構取り尽くされてしまっているので、少し寒いですが3月下旬あたりを狙うのがよいかと思いました。
また、特に、大洗サンビーチで潮干狩りをした後に、その場でバーベキューして食べて最高!というような紹介の仕方をしているアカウントはおそらく那珂湊おさかな市場で貝を買っているかと思います。
潮干狩りで取った貝は特に砂を多くかんでいるので、一晩は置く必要があるため、取ったものをバーベキューで食べるには不向きだからです。
那珂湊おさかな市場では砂抜きしたはまぐりやアサリが販売されており、おそらくこれを撒いて取ったように演出しているのかと思われます。
こちらは砂抜き済みなので、購入した当日に食べることができます。




まとめ
シーズンだからと4月~5月あたりに潮干狩りに出かけてもほぼ取れないため注意が必要ですが、ファミリーで潮干狩り体験という目的であれば、駐車場の数も十分あり、ビーチとしてはきれいで危険な投棄物もなくとてもよい環境なのかなと思います。
今回の潮干狩りは残念ながら“ほぼ坊主”という結果でしたが、それでも自然と向き合う時間は貴重でした。
これから大洗で潮干狩りをする方へアドバイスとしては
- ダメでも楽しめる“第2のプラン”を用意しておく
大洗サンビーチで潮干狩りがうまくいかなかった時でも、周辺には楽しめる観光スポットが豊富にあります。
「アクアワールド茨城県大洗水族館」。日本有数の規模を誇り、イルカショーやサメの展示が人気です。
絶景を楽しみたいなら「大洗磯前神社」の海に立つ鳥居は圧巻。
展望台から太平洋を望む「大洗マリンタワー」も見応え十分です。
疲れた体は「潮騒の湯」で温泉に癒やされ、「大洗海鮮市場」では新鮮な魚介を味わえます。
さらに車で15分ほどの「那珂湊おさかな市場」や、春のネモフィラで有名な「ひたち海浜公園」など、1日中満喫できるスポットが盛りだくさん。
潮干狩りが不発でも、大洗の旅はきっと楽しい思い出になると思います。