川魚の中でもブランド化されていて美味しいと評判なヤシオマス。
ただ、高級魚のため料亭で出されても2~3切れであることがほとんどだと思います。
でも、ヤシオマスを飽きるくらいたくさん食べたい!と思った「のんある旅」ではヤシオマスを思う存分食べる方法を見つけましたのでご紹介します。
ヤシオマスとは
川魚には、餌としている貝類や昆虫、苔、沢蟹、川虫などに寄生した寄生虫がいる可能性があるため、寄生虫は魚が捕食した際に体内に取り込まれ、人間がその魚を生で食べることで感染します。
そのため、川魚は刺し身で食べることはできませんが、逆に、川魚の餌を管理している釣り堀では刺し身で食べることができます。
ヤシオマスは、栃木県のきれいな水源と特別な飼育方法によって育てられます。
飼料に工夫を凝らし、例えばビタミンやミネラルを豊富に含むものを与えることで、身の色合いがサーモンのような美しいピンク色になり、また脂肪分がしっかりと含まれるように調整されており、通常のニジマスよりも脂の乗りが良く、刺身としても食べられる高い品質を持っています。
大川戸つり堀

ヤシオマスの釣り堀といえば「金精川のます池」が有名ですが、価格帯が高く、そもそも安く行こうとしているのに、結局高くつくということが起こります。
そこでおすすめしたいのが、この「大川戸つり堀」です。
観光地からちょっと離れていることもあるからか、相場よりもかなり安く、ヤシオマス狙いではなくて、ニジマス狙いのお客さんもけっこういます。
価格

価格は以下です。
- 釣り竿:100円
- 餌:100円
- 釣り上げた魚:200円/100g当たり(ヤシオマスは220円/100g当たり)
- 焼代:500円/1kg
割安になる理由としては、単純に単価が安いというのもありますが、多くの釣り堀の場合、わたぬき料や1匹当たりで焼代の料金がかかるためです。
また、刺し身にする場合も500円程度はかかるところが多いですが、ここは無料です。

釣り竿:50円・餌:50円と掲載されているサイトもありますが、残念ながら値上げして正しくはそれぞれ100円です・・・
お店の方に聞くと、釣り竿や餌は自分で用意する方も多いそうです。
参考までにどの程度の料金かというと、
- ニジマス:6匹(焼き)
- ヤシオマス:1匹(刺し身)
で5,300円でした。
ヤシオマスを釣る


ニジマスは一般的な釣り堀と同じく、餌を投げ入れるだけで釣れますが、ヤシオマスはそうはいきません。
100円で購入した餌をヤシオマスの池に投げ入れるも30分くらい粘って、1回だけかかりましたが、針が取れてしまって以降、まったく当たりもしない状態でした。
お店の方に確認すると、100円で購入する練り餌だとなかなか食べてくれないそうで、本格的にヤシオマスを狙う方は、周辺の土を掘り起こしてミミズを取って餌にしたり、エビや貝、サーモンを持ってきて釣るそうです。



餌や竿の持ち込みは自由です
気配を絶ち30分過ぎた当たりで再度当たりがあって、ようやく釣れました。


サイズは40cmくらいで、刺し身で十分食べるサイズです。
早速、持っていて刺し身にしていただきました。


慣れた手つきでササッと捌いてくれます。


詳しくないですが、包丁もいろいろ変えて身を多く残すように丁寧に捌いてくれました。
できた刺し身がこちら


鯉の洗いのように、コリコリでとても美味しかったです。
まとめ
注意点としては、ヤシオマスは単純に糸を垂らすだけだとなかなか釣れません。
根気よく粘るか、もしくは海鮮系の餌を自分で持って来るかしてください。
それさえ乗り越えれば、新鮮でおいしく、リーズナブルにヤシオマスの刺し身を楽しむことができるのでおすすめです。