大宮で「ちょっと特別なランチがしたい」と思ったときに候補に上がるのが、鉄板・懐石 くら馬。今回は実際にランチでステーキ会席を体験してきました。
結論から言うと、料理のクオリティはもちろん、庭園を眺められる個室空間や着物姿のスタッフによる丁寧な接客など、全体の完成度が非常に高く、“大人のための贅沢ランチ”という言葉がぴったりのお店でした。
一方で、隣接する幼稚園の影響で時間帯によっては多少の賑やかさを感じる場面もあるため、その点も含めてリアルな体験を正直にレビューしていきます。
ディナーメニューについては以下を参照ください。

鉄板・懐石 くら馬の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 店名 | 鉄板・懐石 くら馬 |
| ジャンル | 鉄板焼き × 懐石料理 |
| エリア | 埼玉県さいたま市大宮区三橋1-668 |
| 特徴 | 和モダンな一軒家・庭園あり・落ち着いた空間 |
| 料理 | 黒毛和牛ステーキ、季節の懐石コース |
| 利用シーン | 接待・記念日・顔合わせ・会食 |
| 価格帯 | ランチ:5,000〜10,000円/ディナー:15,000円前後〜 |
| 雰囲気 | 高級・静か・大人向け |
鉄板・懐石 くら馬 は、鉄板焼きと懐石料理を融合させた“和の高級レストラン”です。
大宮エリアにありながら、喧騒を感じさせない落ち着いた空間づくりが特徴で、庭園を望む一軒家風の造りが非日常感を演出してくれます。
料理は、黒毛和牛の鉄板焼きを主軸にしながら、季節の食材を使った前菜やお造り、煮物などを懐石スタイルで提供。単なるステーキ店ではなく、「コース全体で楽しませる設計」がされているのが魅力です。
また、個室やカウンター席も充実しており、接待・顔合わせ・記念日など“外したくない食事シーン”で選ばれることが多いお店です。
ランチは比較的手の届きやすい価格帯ながら、ディナーはしっかり高級ライン。大宮で“ちゃんとした和食”を求める人にとって、定番ともいえる存在です。
くら馬の外観








まず外観で印象的なのは、黒を基調とした重厚感のある壁とシンプルなデザイン。
実際に行くとわかるのですが、
- 看板は控えめ
- 外から中の様子はほぼ見えない
- 一見すると「本当にここ?」と思う静けさ
これが“特別感”を演出しています。
さらに入口周りは無駄な装飾がなく、「わかる人だけが来る店」感が強いので接待や記念日で“ちゃんとした店を選んだ感”が出る外観でした。
くら馬の内観

入口付近に飾られていた雛人形。
これが結構印象的で、
- 季節感をしっかり出している
- 空間に“温かみ”が出る
- 高級店だけど堅すぎない
「ちゃんとしてるけど、遊び心もある店」という印象で、こういう細かい演出が、満足度を底上げしてくるポイントです。








個室はかなり“和”に寄せた設計。
- 木のテーブル+椅子(正座じゃないのが嬉しい)
- 床の間+掛け軸あり
- 無駄な装飾がないミニマル空間
実際に座ると、
- 周りの音がほぼ入らない
- 会話に集中できる
- 時間の流れがゆっくり感じる
接待・顔合わせに利用されることが多い理由の内の一つです。



個人的にかなり良かったのがこの池。
- 鯉がかなり多い
- 餌やりができる(写真の容器)
- 水の音が心地いい
食事前後にここで少し過ごすだけで、満足度が一段上がります。
くら馬のステーキ会席|9,350円/名

ステーキ会席は、和食の懐石スタイルに鉄板焼きの要素を組み合わせたコース構成となっています。
先付や前菜では季節感のある食材を少量ずつ楽しめ、お造りで新鮮な魚介を味わった後、メインとして黒毛和牛の鉄板ステーキが提供されます。
さらに煮物などの温かい料理で味に変化をつけ、最後はご飯・味噌汁・香の物で締める王道の流れ。デザートと食後のお茶まで含め、全体を通して“和の流れ”を崩さないバランスの良い内容になっています。上品さと満足感を両立した、贅沢なランチコースです。
前菜


前菜は、海老や玉子焼き、白子などが美しく盛り付けられた一皿で、見た目から季節感と丁寧さが伝わってきます。
それぞれの料理は味付けが異なり、さっぱり・甘み・濃厚さがバランスよく構成されているため、食べ進めるごとに変化を楽しめるのが特徴です。特に海老のプリっとした食感や白子のクリーミーさが印象的で、一品ごとの完成度も高い仕上がり。
コースの最初にふさわしい、期待値をしっかり引き上げてくれる前菜でした。
お椀


お椀は、出汁の美味しさをダイレクトに感じられるシンプルな構成の一品。
なめらかな玉子豆腐(または出汁巻きに近い食感のもの)と、やさしく揚げられた一品が澄んだ出汁に浸されており、見た目からも上品さが伝わります。
口に含むと、まず出汁の香りと旨味が広がり、続いて具材のやわらかな食感が重なっていくのが印象的。味付けはあくまで控えめで、素材と出汁のバランスを楽しむ設計です。
コースの中盤で口をリセットしつつ、和食としての完成度の高さを感じさせる一椀でした。
お造り


お造りは、マグロと真鯛の2種を中心にしたシンプルな構成。
ガラスの器に美しく盛り付けられ、見た目にも清涼感と上品さが際立っています。
余計な演出をせず、素材そのものの良さで勝負している印象で、口に入れるとしっかりとした鮮度と旨味を感じられます。
特にマグロは程よい脂とねっとりした食感、白身はさっぱりとした甘みがあり、対比が楽しめるのもポイント。シンプルながら完成度が高く、和食としての基本の強さを感じる一皿でした。
焼物・肉料理


焼物は、ステーキと季節野菜が一皿にまとめられた、このコースのメインとなる一品。
ステーキは外側が香ばしく焼き上げられ、中はほどよいレアでしっとりとした仕上がり。噛むほどに肉の旨味が広がり、脂も重すぎず上品な印象です。
一方、添えられた人参・ブロッコリー・玉ねぎなどの野菜は、それぞれ甘みや食感がしっかり引き出されており、肉とのバランスも抜群。
にんにくチップがアクセントとなり、味に変化を加えてくれます。肉と野菜を一体で楽しめる、完成度の高いメイン料理でした。
こちらはサーロインステーキかフィレ肉を選択することができます。
上記画像はサーロインステーキで、以下の画像はフィレです。


くら馬のステーキは、サーロインとフィレの2種類から選ぶことができます。
どちらも魅力がありますが、サーロインはフィレに比べてわずかにボリュームがあり、しっかりとした食べ応えを感じられるのが特徴です。
脂の旨味が程よくのっているため、口に入れた瞬間に広がるコクとジューシーさが印象的で、“ステーキを食べた満足感”をしっかり味わえます。フィレはあっさりとした上品さが魅力ですが、個人的には肉の旨味と満足感を重視できるサーロインの方がおすすめです。
食事


ガーリックライスは、細かく刻まれた肉や香ばしく炒められたにんにくがご飯にしっかり絡んだ一品。
見た目はシンプルながら、口に入れるとガーリックの香ばしさと旨味が広がり、食欲をしっかり引き上げてくれます。ただし味付けは濃すぎず、脂っこさも抑えられているため、コースの締めでも重く感じないバランスの良さが印象的。
肉の旨味がご飯に染み込んでおり、一口ごとに満足感がある仕上がりです。最後まで美味しく食べ切れる、“締めにちょうどいいガーリックライス”でした。
デザート




デザートの杏仁豆腐は、正直これまで食べた中で一番美味しいと感じた一品でした。まず印象的なのは、そのなめらかさ。スプーンを入れた瞬間から柔らかく、口に含むととろけるような食感で、一般的な杏仁豆腐とは一線を画します。
甘さは控えめで、杏仁の香りがふわっと広がる上品な仕上がり。そこにベリー系のソースがアクセントとして加わることで、程よい酸味が全体を引き締め、最後まで飽きずに楽しめます。
コースの締めとして完成度が非常に高く、「最後にもう一度来たい」と思わせてくれる一皿でした。
くら馬で注文したノンアルドリンク|アサイベリー(1,100円)

食後にいただいたアサイーベリーのドリンクは、コースの余韻を心地よく締めてくれる一杯。
見た目は濃厚そうな紫色ですが、実際に飲んでみると甘さは控えめで、ベリー特有のほどよい酸味と爽やかさが印象的です。口の中をさっぱりとリセットしてくれるため、デザートの後でも重さを感じず、最後まで気持ちよく楽しめます。
また、氷と一緒にしっかり冷やされていることで、よりフレッシュな風味が引き立っているのもポイント。食後の満足感をさらに高めてくれる、バランスの良いドリンクでした。
実際に感じた「くら馬」の良かったポイント
くら馬を実際に利用して感じた魅力は、まず何よりも料理のクオリティの高さです。一品一品が丁寧に仕上げられており、味・見た目ともに満足度の高い内容でした。
さらに、個室からは庭園を眺めることができ、静かな空間の中でゆったりと食事を楽しめるのも大きな魅力です。
また、接客面も非常に印象的で、店員さんは着物姿で統一されており、所作や言葉遣いも丁寧。料理の提供タイミングや気配りも行き届いていて、安心して食事に集中できる環境が整っています。
全体を通してホスピタリティのレベルが高く、「また来たい」と自然に思わせてくれるお店でした。
くら馬の注意すべきポイント

くら馬は全体的に落ち着いた空間ですが、隣に幼稚園があるため、ランチタイムは時間帯によって少し賑やかに感じることがあります。
特に屋外での活動時間などは、子どもたちの声が聞こえてくる場面もあるため、静寂を重視する方は気になるかもしれません。
ただし、個室に入ると基本的には音はほとんど気にならず、しっかりとしたプライベート空間が確保されています。一方で、幼稚園のイベントなどと重なる場合は、普段より音が入りやすくなる可能性もあるため、平日のランチタイムに利用する際はあらかじめ理解しておくと安心です。
またもう一つは、全体のボリュームがやや控えめな点。懐石スタイルのため一品一品は上品な量で提供され、男性やしっかり食べたい方にとっては少し物足りなさを感じる可能性があります。量よりも“質や雰囲気を楽しむ食事”という位置づけなので、その点を理解して利用するのがおすすめです。
まとめ
鉄板・懐石 くら馬のステーキ会席ランチは、料理のクオリティ、空間、接客のすべてが高水準でまとまった“外さない一軒”でした。特に、ステーキの満足感と懐石の繊細さが両立されている点は印象的で、最後まで飽きずに楽しめる構成になっています。また、庭園を望む個室や着物での丁寧な接客など、食事以外の体験価値も非常に高く、接待や記念日など大切なシーンにも安心して利用できます。
一方で、ランチタイムは隣接する幼稚園の影響で多少の賑やかさを感じる可能性があるため、その点は事前に理解しておくと安心です。それでも、総合的に見れば大宮エリアで“ちゃんとした食事”をするなら有力な選択肢の一つ。少し贅沢なランチを楽しみたい方には、ぜひ一度訪れてみてほしいお店です。

