那須旅行に行くたびに、ほぼ毎回立ち寄っているお気に入りのイタリアンがあります。
それが、那須にある「クオーレ(Cuore)」です。
派手にSNS映えを狙ったお店というより、“料理そのものの満足度がとにかく高い”タイプのお店で、個人的には「那須でどこか1店舗おすすめして」と聞かれたら、かなり高い確率で名前を挙げるレベルのお気に入りです。
クオーレの特徴は、旬の食材を活かした本格イタリアンを、落ち着いた空間でゆっくり楽しめること。今回は11,000円のシェフお任せコースをお願いしましたが、どの料理も“素材の良さ”と“丁寧な調理”が伝わるものばかりでした。さらに、自家製パンがおかわり自由なのも嬉しく、ソースまで最後まで楽しみたくなります。
また、クオーレは自分でコースを組み立てることもできますが、個人的にはお任せコースがおすすめ。その日の良い食材やバランスを考えて構成してくれるので、「今日は何が出てくるんだろう」というワクワク感があります。しかも、食べたいメニューがある場合は、お任せコースに追加してもらうことも可能。
今回は、そんなクオーレの11,000円お任せコースを、実際の料理写真とともに詳しく紹介していきます。
クオーレ(Cuore)のコースの注文方法

クオーレ(Cuore)の特徴的なポイントとして、通常のイタリアンのように単品注文ではなく、基本はコース形式となっています。
ただし、
- シェフのお任せコース
- 自分で料理を選んで組み立てるコース
この両方に対応しているのが面白いところ。
自分で組む場合は、
- 前菜
- パスタ
- メイン
この3カテゴリから最低1品ずつ注文する必要があります。


一方、今回はせっかくなので、
シェフのお任せで11,000円コースをお願いしました。
自分で組み立てる場合は以下を参考にしてみてください。

クオーレ(Cuore)ディナーメニュー11,000円コース
前菜

前菜として提供された生ハムは、非常にシンプルな見た目ながら、“素材の質”がしっかり伝わる一皿でした。
Cuoreでは、生ハムを提供直前に切り落としているため、香りや風味が非常に豊か。実際に口に入れた瞬間、熟成香と脂の甘みがふわっと広がり、市販の生ハムとは明らかに違うフレッシュさを感じました。

薄くスライスされた生ハムは柔らかく、塩気も強すぎないため、素材本来の旨味をしっかり楽しめます。派手な盛り付けではありませんが、“シンプルだからこそ素材の差が出る料理”であり、Cuoreの丁寧な仕事がよく分かります。


前菜の2品目として提供された魚料理はスズキ。
表面は香ばしく焼き上げられており、ひと口食べると皮目のパリッとした食感と、身のふわっとした柔らかさのコントラストが印象的でした。白身魚らしい上品な旨味がありながら、炭火の香ばしさによって味にしっかり立体感が生まれています。
添えられた野菜やきのこ、クリーミーなソースとの相性も非常によく、全体として優しい味わいにまとまっていました。派手さではなく、火入れや素材の組み合わせで魅せるタイプの料理で、“丁寧に作られた魚料理”という印象が強く残る一皿でした。


前菜3品目は旬のホワイトアスパラを使った一皿。
見た目はシンプルですが、実際に食べてみるとかなり印象に残る料理でした。ホワイトアスパラは太さがしっかりあり、噛んだ瞬間にみずみずしさと甘みが広がります。火入れが絶妙で、やわらかいのに食感はしっかり残っており、“素材そのものの良さ”を感じられる仕上がりでした。
上にかかっているアンチョビソースは塩味が強すぎず、ホワイトアスパラの甘みを引き立てるバランス。香ばしいパン粉の食感も加わることで、単調にならず最後まで飽きずに楽しめます。派手な料理ではありませんが、素材・火入れ・塩加減の丁寧さがよく分かる、“実力のあるイタリアン”らしい一皿でした。
パスタ

パスタは平打ちの自家製生パスタ。
もちっとした弾力があり、乾麺では出せない食感がかなり印象的でした。ソースはシンプルなトマトベースですが、酸味が強すぎず、じっくり煮込まれた旨味が感じられる優しい味わい。上に乗った具材の旨味やチーズのコクが加わることで、シンプルながら満足感の高い一皿に仕上がっていました。
特に良かったのは、パスタそのものの存在感。ソースを“食べる”というより、パスタとソースを一体で楽しむ感覚で、手打ちならではの厚みや噛み応えがしっかり感じられます。量はそこまで多くありませんが、コースの流れの中ではちょうど良く、次の料理への期待感も高まる絶妙なバランスでした。
メイン


メインの牛肉料理は、見た瞬間に“これは当たりだ”と分かるほど美しい火入れでした。表面は香ばしく焼き上げられている一方で、中は鮮やかなロゼ色。実際に食べてみると、しっとりとした柔らかさがありながら、赤身肉らしい力強い旨味もしっかり感じられます。
特に印象的だったのは、噛むたびに肉汁と香ばしさが広がること。炭火の香りがほんのり乗っており、シンプルな味付けだからこそ肉そのものの質の良さが際立っていました。付け合わせのきのこや菜の花系の野菜も季節感があり、苦味や香りが良いアクセントになっています。
“高級店らしい派手さ”というより、素材と火入れで勝負しているタイプの一皿で、クオーレの料理の丁寧さを象徴するようなメイン料理でした。
デザート


食後のデザートは、素朴さと丁寧さを感じる焼き菓子系の一皿。
外側はほんのり香ばしく、中はしっとりとしていて、コース料理の締めとしてちょうど良い甘さでした。上に乗ったフルーツの酸味がアクセントになっており、重たさを感じず最後まで美味しく食べられます。
クオーレの料理は全体的に“素材の良さを活かす”方向性ですが、デザートも同じで、過度に派手ではないものの、手作り感と優しさがしっかり伝わる味わいでした。コースの最後まで丁寧に作られていることが感じられ、「また来たい」と自然に思わせてくれる締めくくりだったと思います。
自家製パン

クオーレで毎回楽しみにしているのが、この自家製パン。外側は軽く香ばしく焼かれている一方、中は驚くほどもちもちで、噛むほどに小麦の甘みが広がります。写真でも分かるように気泡がしっかり入っており、ふわっとしながらも弾力感がある、“手作り感”のあるパンでした。
しかも嬉しいのが、おかわり自由なこと。コース料理はソースが美味しい料理が多いので、このパンをつけながら最後まで楽しめます。実際、アンチョビソースや肉料理のソースを残すのがもったいなく感じるほどで、パンとの相性も抜群でした。
「お任せコース」と「自分で組み立てるコース」のどちらがおすすめか
クオーレは、自分で前菜・パスタ・メインを選びながらコースを組み立てることもできますが、個人的には今回のような“シェフのお任せコース”がおすすめだと感じました。
理由として大きいのは、その日の食材や旬の状態を踏まえて、一番バランスが良い形で料理を組み立ててもらえるからです。実際に今回の11,000円コースも、前菜からメイン、デザートまで流れが非常に綺麗で、「次は何が出てくるんだろう」という楽しさもありました。自分で選ぶ楽しさもありますが、クオーレは素材や火入れのレベルが高いため、“プロに任せた方が満足度が高いタイプのお店”だと思います。
また、「どうしても食べたいメニューがある」という場合でも安心で、お任せコースをベースにしつつ、「この料理を入れてほしい」と相談することも可能とのこと。つまり、“完全に丸投げ”か“完全に自分で選ぶ”の二択ではなく、いいところ取りができるスタイルです。
実際、何度か通っている中でも、その時期ごとに内容が変わるので、「今日はどんな料理が出てくるんだろう」というワクワク感があり、那須旅行のたびに行きたくなる理由の一つになっています。
純粋に料理を楽しみたい人向けの店だと思います。
まとめ
クオーレは、那須エリアの中でも“料理をしっかり楽しみたい人”に特におすすめしたいイタリアンでした。実際に何度も通っていますが、毎回「やっぱりここはレベルが高い」と感じるお店で、那須旅行の楽しみの一つになっています。
今回いただいた11,000円のお任せコースも、生ハムや旬魚、手打ちパスタ、絶妙な火入れの肉料理まで、どの料理も丁寧に作られており、“素材を活かすイタリアン”という印象が非常に強かったです。特に、提供直前に切り落とす生ハムの香りや、もちもちの自家製パン、火入れが美しいメイン料理はかなり印象に残りました。
また、クオーレは自分でコースを組み立てることもできますが、個人的にはシェフのお任せコースがおすすめ。旬や仕入れ状況を踏まえて一番良い形で料理を組み立ててくれるため、満足度が高く、「次は何が出てくるんだろう」という楽しさがあります。さらに、食べたい料理がある場合は、お任せコースに組み込んでもらえる柔軟さも魅力でした。
落ち着いた空間で、旬の食材を使った本格イタリアンをゆっくり楽しみたい人には、本当におすすめできる一軒です。那須旅行で“食事を目的に行く価値がある店”を探している方は、ぜひ一度訪れてみてください。

