鶴巻温泉で日帰り入浴できる施設まとめ|弘法の里湯と陣屋の違い

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「鶴巻温泉で日帰り入浴できるのは弘法の里湯だけ。」

そう思っている方は多いかもしれません。確かに、公式に案内されているのは 弘法の里湯 のみ。

駅近・低価格で気軽に入れる、市営の王道日帰り温泉です。ですが実は、もう一つ選択肢があります。

それが老舗旅館 元湯 陣屋。

公式サイトには明記されていないものの、条件が合えば2,700円で日帰り入浴が可能です。

価格は約3倍。しかし、空間の質、アメニティ、無料ドリンクやアイス、そして落ち着いた客層——体験の中身はまったく異なります。

本記事では、両施設を正直に比較しながら、鶴巻温泉での“賢い使い分け”を解説します。

目次

弘法の湯の日帰り入浴

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小田急線・鶴巻温泉駅から徒歩約2分の市営日帰り温泉施設。

弱アルカリ性の塩化物泉で、体の芯まで温まりやすく湯冷めしにくいのが特徴です。

項目内容
施設名弘法の里湯
所在地神奈川県秦野市(鶴巻温泉駅 徒歩約2分)
形態市営の日帰り温泉施設
泉質弱アルカリ性 カルシウム・ナトリウム塩化物泉
特徴体が温まりやすく、湯冷めしにくい
設備露天風呂・内湯・サウナ・水風呂
料金●平日
1日1,000円
(秦野市内在住・在勤・在学の人は800円)
2時間800円(差額お支払いで1日利用できます)
(秦野市内在住・在勤・在学の人は600円)
●土日祝
2時間1,000円(延長1時間ごとに200円)
利用層登山客・観光客・地元利用者

露天風呂・内湯・サウナ・水風呂を備え、2時間制で気軽に利用可能。登山帰りや途中下車の立ち寄り湯として人気があり、鶴巻温泉で公式に案内されている代表的な日帰り入浴スポットです。

広めの駐車スペースがあり、弘法の湯までの導線上には、無料の温泉サーバー(ペットボトル等に温泉を入れて持って帰ることができる)や足湯があります。

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足湯の利用時間は10:00~17:00(無料)

利用者は主に現地の常連客と登山客が多い印象です。

そのため、午前中は平日・土日祝問わず込みますが、平日の昼以降については空いていることが多く、土日祝日もお昼すぎは空いています。

土日祝の夜は結構混むので注意

派手さはありませんが、泉質は高濃度のカルシウム・ナトリウム-塩化物泉(弱アルカリ性)で、体がしっかり温まるタイプで、上がってから30分後でもポカポカ温かい状態が続きます

肌触りはややしっとり系。
ベタつきはなく、湯冷めしにくいのが特徴です。

内観|木の温もりが強い館内設計

まず印象的なのは、床や壁に多く使われた木材。
廊下は広く、手すりも設置されていてバリアフリー配慮もされています。

清掃が行き届いており、「公共施設=古い」というイメージはありません。

むしろ、地元密着型の安心感があります。

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館内には芸能人・番組関係者のサイン色紙がずらり。
テレビ取材も多いことが分かります。

派手な観光地ではない鶴巻温泉ですが、しっかりとメディアにも紹介されている施設です。

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2階の大広間は想像以上に広い。

・畳スペース
・テーブル席
・テレビあり
・窓からの自然光

湯上がりに横になれるのが最大の魅力で、ここがあることで「2時間制でも十分満足できる」理由になります。

館内で食事も可能

館内には食事処も併設されていて、うどん・そば・丼物などの和食中心メニューとなっています。

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入口付近では地元野菜や加工品の販売もあり、観光地というより、“地域の生活とつながっている温泉”という印象を受けました。

ここが弘法の里湯らしさでもあります。

✔ 清潔感がある
✔ 休憩スペースが広い
✔ 食事まで完結できる
✔ 地元色がある

豪華さはありませんが、安心感と使い勝手の良さは抜群でした。

弘法の里湯で気になった点

利用者層によるマナー面のばらつき

弘法の里湯は

・地元常連の方
・丹沢登山帰りの方
・観光客

が混在する温泉です。

そのため、時間帯によっては体をしっかり洗わずに湯船へ入る方を見かけることもあります。

もちろん大多数の方はマナーを守っていますが、市営施設ならではの“客層の幅広さ”は感じました。

混む時間や空く時間はありますが、常時ある一定程度の客数がいるので、静かな湯を求める方にはやや落ち着かない可能性もあるかなと思います。

アメニティは最低限

館内は清潔ですが、アメニティはかなりシンプルです。

・リンスインシャンプー(大衆向けタイプ)
・ボディソープ
・ドライヤー

のみ。

✔ 洗顔料なし
✔ 化粧水なし
✔ 乳液なし

旅館クオリティを期待すると物足りなさを感じると思います。

女性利用者やスキンケア重視の方は基礎化粧品の持参が必須です。

ただ、ここは約800〜1,000円で利用できる市営温泉であって、高級旅館クラスのホスピタリティを求める施設ではありません。

むしろ、

✔ 駅近
✔ 露天あり
✔ サウナあり
✔ 休憩スペースあり

という点を考えると、コストパフォーマンスは十分高いです。

陣屋の日帰り入浴

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元湯 陣屋 は、鶴巻温泉駅から徒歩圏内にある創業100年以上の老舗温泉旅館。約1万坪の日本庭園に囲まれた静寂の宿で、将棋のタイトル戦の対局場としても知られています。

項目内容
施設名元湯 陣屋
所在地神奈川県秦野市(鶴巻温泉駅 徒歩約5〜8分)
創業100年以上の老舗温泉旅館
特徴将棋タイトル戦の対局場としても有名
泉質自家源泉の天然温泉(公式サイトより)
※弘法の湯のほぼ同じです。
通常利用宿泊・食事付き日帰りプラン
単独日帰り入浴2,700円(条件付き・公式未掲載)
日帰り利用条件宿泊客の少ない時間帯(12:00〜14:00前後)/ランチ利用客が少ない日
注意点混雑状況により利用不可の場合あり
雰囲気落ち着いた高級旅館・静寂重視
設備高品質アメニティ、ダイソンドライヤー、無料ドリンク・アイス

自家源泉を持ち、落ち着いた和の湯を楽しめるのが魅力。基本は宿泊・食事利用が中心ですが、状況により条件付きで日帰り入浴が可能な場合もあります。非日常感を味わえる鶴巻温泉の象徴的存在です。

公式サイトには載っていない日帰り入浴

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陣屋の公式サイトを見ると、

・宿泊プラン
・食事付き日帰りプラン(入浴無料付き)

は掲載されています。

しかし、単独の日帰り入浴(入浴のみ)の料金は明記されていません。

ですが、実際に確認したところ、

✔ 単独日帰り入浴
✔ 料金は2,700円

で利用可能とのことでした。

ただし、陣屋の日帰り入浴は、常時解放されているわけではなく基本条件は次の2つです。

宿泊客が温泉を利用しない時間帯

目安:12:00〜14:00前後

陣屋の温泉はかなり小さく5~6人入るとちょっと手狭に感じるくらいのサイズです。

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そのため、宿泊客が少ないチェックアウト後〜チェックイン前の時間帯以外は、日帰り入浴を開放していないというのが現状です。

ランチ利用客が少ない日

陣屋ではランチ利用者は無料で温泉に入れる仕組みになっています。

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そのため、

✔ ランチ予約が多い日
✔ 団体利用がある日

は、入浴のみの受け入れが難しくなる場合があります。
当日のタイミング次第で可否が変わるので、やや“流動的”。

確実に入りたい場合は、事前に電話確認がおすすめです。

日帰り入浴料は2,700円と高いが休憩スペース利用と飲み物が無料

陣屋の日帰り入浴で、実は一番満足度が高いのがこの休憩スペースです。

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写真の通り、ソファ中心の落ち着いた設計。
畳の大広間ではなく、ホテルラウンジのような雰囲気です。

✔ 照明はやや抑えめ
✔ 木の柱と和モダンの内装
✔ ゆったりしたソファ配置

“温泉施設の休憩室”というより、旅館の宿泊者専用ラウンジのような空気感があります。

無料ドリンクサービスが充実

カウンターには、

  • 本格コーヒーマシン
  • 紅茶(フレーバー含む)
  • ジュース
  • ウォーターサーバー

がすべて無料。

紙コップではありますが、空間が上質なのでチープさは感じません。

冷蔵ケースには個包装アイスが並んでおり、こちらも自由に利用可能なので、湯上がりに冷たいアイスを選ぶ時間が、“ちょっとした贅沢”になります。

また、宿泊客や1名あたり10,000円を超えるランチ利用客が中心のため、

✔ 大声で騒ぐ人が少ない
✔ 混雑しにくい
✔ 空気が穏やか

というのもおすすめポイントです。

陣屋はアメニティの充実度が段違い

陣屋の日帰り入浴で特に感じるのが、アメニティの質の高さです。

まず浴室には、

  • シャンプー
  • コンディショナー
  • ボディソープ

がしっかり分かれて用意されており、いわゆる“リンスインシャンプー”ではありません。香りや使用感も上質で、旅館クオリティを感じます。

さらに洗面スペースには、

  • 洗顔料
  • 化粧水
  • 乳液

まで揃っています。

また、ハンドタオル、バスタオルも無料で用意されているので日帰り入浴でも手ぶらで来て問題ないレベルです。

ドライヤーはダイソン。

風量が強く、髪が早く乾くため、湯上がりのストレスがありません。
こうした細部の設備が“高級旅館感”を演出しています。

弘法の里湯 vs 陣屋|比較表

比較項目弘法の里湯元湯 陣屋
料金約800〜1,000円2,700円
泉質高濃度のカルシウム・ナトリウム-塩化物泉(弱アルカリ性)高濃度のカルシウム・ナトリウム-塩化物泉(弱アルカリ性)
サウナありなし
風呂の広さ広め・公共浴場規模弘法の里湯の半分以下・コンパクト
混雑時間帯により混雑非常に静か
客層地元客・登山客・観光客宿泊客・高級ランチ客中心で落ち着きあり
マナー面ばらつきあり不快な思いをする可能性はほぼない
アメニティリンスインシャンプーのみシャンプー・リンス・洗顔・化粧水・乳液があり高品質
無料サービス特になしコーヒー・ジュース・紅茶・アイス・ハンドタオル、バスタオル無料

気軽に温泉を楽しみたい日や、登山帰り・途中下車でさっと汗を流したいなら、駅近で料金も手頃な 弘法の里湯 が最適です。

広めの浴槽とサウナ、大広間での休憩など、コストパフォーマンス重視の方に向いています。

一方、静かに過ごしたい日や、少し贅沢な時間を味わいたいときは 元湯 陣屋。浴室はコンパクトですが、上質なアメニティやダイソンドライヤー、無料ドリンクやアイス、落ち着いたラウンジ空間が揃い、客層も穏やかです。価格差はありますが、「日常使い」か「ご褒美時間」かで選ぶと満足度が高まります。

まとめ

鶴巻温泉の日帰り入浴は、実質的に2つの選択肢があります。

公式に案内され、気軽に利用できるのが 弘法の里湯。広めの浴槽と手頃な価格で、日常使いに最適な温泉です。

一方、条件付きではあるものの2,700円で利用できる 元湯 陣屋 は、上質なアメニティや静かなラウンジ、無料ドリンクやアイスなど、体験の質に重きを置いた温泉。広さやコスパを取るか、空間の洗練や落ち着きを取るか。目的に応じて使い分けることで、鶴巻温泉の魅力はより深く味わえます。

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