【正直レビュー】Han:nari(ハンナリ)|黒磯で絶対行くべき隠れ家ワイン食堂

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黒磯に来たなら、絶対に立ち寄ってほしいのが「Han:nari(ハンナリ)」。
板室街道沿いにひっそりと佇むこのワイン食堂は、観光客にも地元の常連にも愛される隠れ家的な一軒です。

店内は温かみのある照明と木の質感に包まれ、時間の流れがゆるやかに感じられる。黒板にチョークで書かれた手書きメニューから、その日の“旬の一皿”を選ぶ瞬間も楽しい。どの料理も奇をてらわず、素材を最大限に活かした“やさしい旨み”が特徴で、料理とワインの調和を大切にしているのが伝わります。

ここでは何度か食事させていただいたHan:nariの特徴をご紹介します。

目次

Han:nariの概要

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項目内容
店名Han:nari(ハンナリ)
所在地栃木県那須塩原市並木町116-2
電話番号0287-73-8720
営業時間18:00〜24:00
定休日日曜日
駐車場店前2〜3台
主なジャンルイタリアン・ダイニングバー・カフェ
予約夜は予約推奨。ランチは不定期または完全予約制の場合あり

那須塩原・黒磯エリアの住宅街にひっそりと佇む「Han:nari」は、隠れ家的ダイニングバーです。

外観は控えめで、一見すると通り過ぎてしまいそうですが、扉を開けると木の温もりとやわらかな照明に包まれた、静かで上質な空間が広がります。

料理は、旬の地元食材を活かしたイタリアンベースの創作メニューが中心。

ワインやクラフトドリンクも豊富で、スタッフが料理に合わせて提案してくれるのも嬉しいポイント。
また、カウンター席ではシェフが調理する様子を眺めながら食事を楽しむこともできます。

内観

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店内は、木を基調としたナチュラルモダンな内装で統一されており、壁には柔らかな間接照明が灯り、ゆるやかな光のグラデーションが空間全体を包み込みます。

過度な装飾はなく、すべてがシンプル。

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それでいて、ひとつひとつの家具や照明器具にセンスが感じられ、“飾らない上質さ”という言葉がぴったりの雰囲気です。

入ってすぐ目に入るのは、木製のロングカウンター。
照明がやや落とされたカウンター席では、シェフが調理する様子が手元まで見え、ジュウッと肉を焼く音、ワインを注ぐ音、グラスが触れ合う音——
すべてが心地よいBGMのように響きます。

常連さんが軽くグラスを傾けながら会話を楽しむ姿もあり、一人で訪れても不思議と居心地の良さを感じます。
“黒磯にこんな大人のバーがあったのか”と驚かされる瞬間でした。

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店内には、2〜4名用のテーブル席が数卓配置されており、友人同士やカップルでの食事にぴったり。
テーブル間の距離がしっかり取られているため、隣の会話が気にならず、ゆったりと過ごせます。

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照明はスポットライト型で、テーブル上だけがふんわり明るく、料理の彩りがより引き立つ設計。
この照明の使い方ひとつとっても、「料理を主役にしたい」という店のこだわりを感じます。

ドリンクメニュー

「Han:nari」のドリンクメニューは、料理と同じく“センスの良い選び方”が際立っています。
派手さはないものの、ワイン・果実酒・ハイボールのバランスが非常に良いと思います。

まず注目したいのは、スパークリングワインのラインナップ。
「サンテロ ブラック ブリュット」はイタリア産の辛口スパークリングで、最初の乾杯にぴったり。
一方で「アニエス パケット クレマン ド ブルゴーニュ」は、フランスの上品な酸味が特徴で、魚介料理との相性が抜群です。

ワインリストを見ると、“ラムーラ ナチュラル グリッロ”や“ドン ナルディス シャルドネ”など、産地や品種のバリエーションも豊富で、白・赤ともにグラスワインでも本格的な味わいが楽しめます。
「グリル」や「アヒージョ」に合わせて注文すると、料理の風味がぐっと引き立ちました。

アルコール以外では、つぶつぶ温州みかん酒や南国マンゴー酒といった“デザート感覚の果実酒”も人気。
女性客からのオーダーが多く、飲み口がやさしく、食後酒にもぴったりです。

さらに、ビールやハイボールも揃っていて、「コロナ」「ギネス」など輸入ビールまで用意されている点もポイント。
ソフトドリンクも豊富なので、車で来る人やアルコールが苦手な人にも安心です。

フード

「Han:nari」のフードメニューは、紙のメニュー表ではなく店内の黒板に書き出されるスタイル。
この黒板には、当日の仕入れ状況や季節に合わせた“今日いちばん美味しい食材”が並びます。
毎日少しずつ変わるため、訪れるたびに新しい発見があるのが大きな魅力です。

定番人気は“手ごねPIZZA”と“もちもち生パスタ”

黒板の左側には、手書きで「手ごねPIZZA」「もちもち生パスタ」と書かれ、赤枠で囲まれた人気メニューが並びます。

  • 半熟卵と自家製ベーコンのピザ(¥1380)
     とろりとした卵黄と香ばしいベーコン、チーズのバランスが絶妙。
  • 海老とニンニクのピザ(¥1480)
     ぷりぷりの海老にガーリックの香りが重なり、ワインが進む味。
  • レモンのペペロンチーノ(¥1380)
     シンプルながら爽やかな酸味が印象的で、口当たりが軽やか。
  • ゴルゴンゾーラのクリームソース(¥1480)
     濃厚ながらしつこくなく、白ワインに合わせると最高のマリアージュ。

どのメニューも奇をてらわず、素材の持ち味を最大限に生かした“王道イタリアン”で、
まさに「Han:nariの味」を象徴する存在です。

肉料理の充実度が高く、ワインとのペアリングが楽しい

黒板中央の「お肉料理」コーナーでは、仕入れによってラインナップが変わるのも特徴。

  • 牛フィレ肉のグリル(¥2,200)
  • 自家製ソーセージ(¥980)
  • 鴨肉のステーキ(¥1,980)
  • 本日の肉盛りプレート(¥2,580/ハーフ ¥1,580)

このように、“素材の良さをシンプルに焼き上げるスタイル”が多く、
シェフの焼き加減や香ばしさにこだわりが見えます。

特に「肉盛りプレート」は、数種類の肉料理を一度に楽しめる人気メニューで、赤ワインとの相性が抜群。
黒板横にはボトルワインがずらりと並び、選ぶ時間すら楽しい空間です。

前菜やおつまみも“自家製×素材重視”

「おつまみ」欄には、軽く一杯飲みたいときにぴったりの小皿料理が並びます。

  • 自家製ピクルス(¥580)
  • 鶏の白レバーペースト(¥720)
  • イワシのニンニク焼き(¥880)
  • 本日の前菜盛り合わせ(¥1,180)

手作りのものが多く、“丁寧な家庭料理の延長線上にあるプロの味”といった印象。
どれも素材の香りを生かしており、オリーブオイルやハーブの使い方が絶妙です。

私がとある日に注文したメニュー

Han:nariのお通し

Han:nariはお通しにもこだわっていて、こんがりと焼かれたバタール(フランスパン)の上に、軽くマリネされたトマトとパプリカ、そして塩気と旨みを加えるしらすが重ねられています。

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一口食べると、まず感じるのはバタールの香ばしさとサクサク感。
その上にのるトマトとパプリカは、軽くマリネされており、
酸味と甘みがバランスよく広がります。

そしてそこに、ふんわりとしたしらすの塩気がアクセント。
魚介の旨みが野菜のフレッシュさを引き締め、
オリーブオイルのまろやかさと相まって、口の中で層をなしていきます。

一見シンプルな組み合わせながら、
噛むたびに“異なる食感と香り”が立ち上がる——
そんな計算された一皿です。

本日の前菜盛り合わせ(1,780円)

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「Han:nari(ハンナリ)」に来たなら絶対に注文していただきたい看板メニューです。
木のプレートに並ぶ自家製ピクルスやキャロットラペ、生ハム、海老とタコのマリネなど、約10種の前菜が彩り豊かに盛られています。

どれも小さな一皿ながら、塩味や酸味、香ばしさのバランスが絶妙で、ワインが自然と進む構成。
Han:nariの“素材を活かす料理”という哲学がこの一皿に凝縮されています。

広島産カキのアヒージョ(1,180円)

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Han:nariの「広島産かきのアヒージョ」は、熱々の鉄鍋で提供される香り高い逸品。

オリーブオイルの中でグツグツと煮立つ牡蠣は、ぷっくりと膨らみ、旨みが凝縮。ニンニクと唐辛子の香ばしさが広がり、レモンピールの爽やかな酸味が全体を引き締めています。

オイルには牡蠣の旨みがたっぷり溶け込み、添えられたバゲットを浸せば、思わず無言になるほどの美味しさ。濃厚でありながら重すぎず、白ワインとの相性も抜群。Han:nariらしい「素材の良さを丁寧に引き出す」一皿でした。

ワイン食堂のとりからげ(980円)

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Han:nariの人気メニュー「ワイン食堂のとりからげ」は、店名を冠しただけあって納得の完成度。

見た目からしてボリューム満点で、衣はカリッと香ばしく、噛めば中からジューシーな肉汁があふれ出します。

下味にはワインバルらしいコクがあり、ほんのりとしたニンニクと生姜の香りが食欲を刺激。

油切れがよく重たさを感じないので、ワインやハイボールにもよく合います。添えられたサラダが口をリセットしてくれ、最後まで飽きずに楽しめるのも魅力。Han:nariらしい上品さとボリュームを兼ね備えた、食堂系バルの名物からあげです。

ゴルゴンゾーラのクリームソース(1,480円)

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Han:nariの「ゴルゴンゾーラのクリームソースパスタ」は、訪れるたびに必ず注文したくなる看板メニュー。

熱々の皿に盛られたもちもちの生パスタに、濃厚なゴルゴンゾーラソースがたっぷり絡み、チーズの塩気とクリームのまろやかさが口いっぱいに広がります。

香り立つブラックペッパーが後味を引き締め、最後まで重さを感じさせない絶妙なバランス。専門店顔負けのクオリティで、Han:nariの丁寧な火入れと塩加減のセンスが際立ちます。

ワインを片手に味わえば、この店の“食の深み”を実感できる一皿です。

まとめ

Han:nari(ハンナリ)は、派手さこそないものの、ひと皿ひと皿に“誠実な美味しさ”が宿る黒磯の名店です。
どの料理も素材の持ち味を丁寧に引き出し、温度、香り、食感のすべてが計算された味わい。前菜盛り合わせで始まり、アヒージョやとりからげをつまみながらワインを傾け、最後に濃厚なゴルゴンゾーラの生パスタで締める――そんな流れが理想的です。

観光の途中で立ち寄るのはもちろん、地元の人が特別な夜に選ぶお店としても納得の一軒。
黒板メニューを眺めながら「今日は何を食べようか」と悩む時間も、この店の醍醐味。
黒磯で“記憶に残る食体験”をしたいなら、Han:nariを外す理由はありません。
一度訪れれば、きっとまたこの味に会いに来たくなるはずです。

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