【正直レビュー】那須・黒磯でおすすめラーメン「イツキ」実食評価|土日だけ営業なのに行列

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那須塩原・黒磯エリアに、週末だけ現れる“特別な一杯”がある――それが、間借り営業のラーメン店「イツキ」です。

夜はバーとして使われている空間で、土日祝の昼だけ味わえるのは、国産素材と無添加麺に徹底的にこだわった塩と醤油の二杯。

今回実際に訪れ、両方を食べ比べてみたところ、どちらもまったく方向性の違う完成度の高さに驚かされました。

静かに味と向き合える店内の雰囲気、五つのこだわりに裏付けされたスープの奥行き、そして「また来たい」と素直に思わせる後味――この記事では、そんな「イツキ」のラーメンを、実体験ベースで詳しくお伝えしていきます。

目次

イツキの概要

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項目内容
店名イツキ
ジャンルラーメン(塩・醤油)
所在地栃木県那須塩原市(黒磯エリア)
アクセスJR黒磯駅から徒歩圏内
営業形態バー店舗を間借りした週末限定営業
営業日土日・祝日のみ
営業時間11:00頃〜売り切れ次第終了
※日に依りますが14:00くらいまでには完売します。
定休日平日
座席カウンター席のみ(丸椅子・背もたれなし)
店内雰囲気バーの内装を活かした落ち着いた大人向け空間
主なメニュー塩ラーメン/醤油ラーメン
麺の特徴平打ち寄りのちぢれ麺
駐車場あり(店舗前+近隣に数台)
客層ひとり客・大人中心※子連れOK
支払い方法現金のみ
公式サイトインスタ
※HPなし

Googleの口コミには子連れ不可のように記載されていますが、店舗へ確認したところ子連れでもOKです。

ただし、背もたれがなく、ちょっと高めの丸椅子のみですので注意が必要。

私が来店したときにも子連れのファミリーがいました。

駐車場は店舗前と夢庵近くの駐車場があります。

店舗前の駐車場は便利ですが、開店前から確保しないと基本的には埋まるので、10:45くらいから確保しておくと安心かなと思います。

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イツキの塩ラーメン(1,200円+300円(肉盛り))を食べた感想

イツキのラーメンは塩 or 醤油の2種あり、トッピングは肉盛りのみで、上記の画像は塩のトッピング肉盛りです。

ひと口目のスープをすくった瞬間、まず驚かされたのが香りの立ち方の美しさでした。
濁りのない澄んだスープなのに、鶏と昆布、煮干しが重なった奥行きのある香りがふわっと鼻に抜けていきます。

口に含むと、塩味は想像以上にまろやか。
「塩ラーメン=さっぱり」という先入観を良い意味で裏切り、あっさりしているのに“コクとうまみ”が濃厚に感じられます。

  • 舌の奥にじわっと残る鶏の旨味
  • 昆布のやさしい輪郭

が折り重なって、「飲めば飲むほど、味の層が見えてくる」感覚があります。

麺はちぢれた平打ち寄りのタイプで、このスープとの相性がとにかく抜群。
麺をすするたびに、スープの旨味をしっかり持ち上げてくれるので、最後まで味の密度が落ちません。

チャーシューは脂が重すぎず、味玉も塩専用の味付けがされているため、どれを口に入れても“塩の世界観”を壊さない完成度

正直に言って、「毎週でも食べられる」どころか、「疲れた日にこそ食べたくなる塩ラーメン」という印象でした。

イツキの醤油ラーメン(1,200円)を食べた感想

塩の完成度が高すぎたので「醤油はどうなんだろう?」と少し構えながら二杯目を注文。

着丼した瞬間、スープから立ち上がるもろみ醤油特有のふくよかな香りが一気に広がります。
ひと口目は、まず醤油の香ばしさがふわっと先行し、そのあとを追いかけるように鶏と豚の旨味がじわじわと広がってきます。

塩と比べると、

  • 味の輪郭がよりシャープ
  • 口に含んだ瞬間のインパクトが強い
  • ごはんと合わせたくなる方向性

という印象。

ただし、いわゆる「昔ながらの濃口醤油ラーメン」とは違い、醤油の“重さ”や“くどさ”は一切なく、あくまで香り主体。

麺との相性も非常に良く、ちぢれ麺が醤油の香りをしっかりまとって上がってくるため、すすった瞬間に“香りが口いっぱいに広がるタイプの醤油ラーメン”です。

イツキラーメンの塩と醤油のどちらがおすすめ?

塩と醤油、どちらも完成度は非常に高いのですが、初めて「イツキ」を訪れるなら、間違いなく“塩”をおすすめします。

その理由はシンプルで、イツキの「五つのこだわり」が、もっともダイレクトに伝わってくるのが塩ラーメンだからです。

国産の鶏ガラ・親鶏・豚骨に、昆布と煮干しの水出し出汁を重ねたスープの奥行き、オーストラリア産天日塩を使った塩ダレのまろやかさ、無添加ちぢれ麺の持ち上げ感、部位別に仕込まれたチャーシュー、塩専用の味玉――それらすべてが、余計な“濃さ”や“香ばしさ”に隠されることなく、真っすぐ舌に伝わってくるのが塩の最大の魅力です。

醤油は香りで魅せる一杯、塩は素材と技で魅せる一杯。だからこそ、「イツキ」という店の本質を知るなら、まずは塩から体験してほしいと感じました。

その他の注意事項

ワンオペなので待ち時間は長め

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「イツキ」は基本ワンオペ営業のため、どうしても一杯ずつ丁寧な調理になり、混雑時は待ち時間が長めになる傾向があります。

特に昼のピークタイム(12時前後)は、入店までに時間がかかることも珍しくありません。スムーズに味わいたいなら、開店直後の11時を狙って行くのが最もおすすめです。

この時間帯なら、待ち時間も少なく、静かな店内でじっくり一杯と向き合えます。

営業は土日のみ

「イツキ」は、土日・祝日のみ営業する週末限定のラーメン店です。

平日は営業していないため、「行こうと思っていたのにやっていなかった」ということが起こりやすい点は要注意。那須・黒磯方面へ訪れる予定がある場合は、必ず“土日祝に合わせてスケジュールを組む”のがおすすめです。

週末だけ味わえるという限定性も、「イツキ」の特別感をより強くしてくれます。

来店時に必ず番号札を取る

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「イツキ」では、来店したら必ず入口付近にある“番号札”を取るのがルールになっています。

並び順は「列に並んだ順」ではなく、この番号札の順番で呼ばれるシステムです。そのため、ただ列の後ろに何となく並んでいるだけだと、**順番が後回しになってしまう可能性があるので要注意。**来店したらまず番号札を確保し、その番号が呼ばれるまで待つ――これが「イツキ」でスムーズに案内されるための基本動作です。初訪問の人ほど、この点は特に気をつけたいポイントです。

カスタム不可

「イツキ」のメニューは、塩ラーメン・醤油ラーメンの2種類のみ(各1,200円)という、非常にシンプルな構成です。

トッピングの追加は、チャーシューが増量される「肉盛り(+300円)」と、麺量が増える「大盛り(+100円)」のみ。

そのほか、いわゆる「麺固め」「味濃いめ」「脂多め」といった細かなカスタム指定は一切不可となっています。

これは、店主が設計した“完成形の一杯をそのまま味わってほしい”というスタンスの表れでもあり、実際に食べてみると、その潔さにも納得できる完成度です。余計な選択肢がない分、初訪問でも迷わず、純粋にラーメンの味そのものと向き合えるのが「イツキ」らしさだと感じました。

イツキの雰囲気|“バー × ラーメン”の意外な組み合わせ

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場所は黒磯駅から少し歩いた住宅街寄りのエリア。
夜はバーとして営業している店舗を、週末の昼だけ間借りして営業しているスタイルです。

外観は一見ラーメン屋っぽさは控えめ。でも、店前に出ている「イツキ」の看板を見た瞬間に「ここだ」と分かります。

店内に入ると――

  • カウンター中心
  • 丸椅子タイプで背もたれなし
  • バーの名残を感じるボトル棚

“ラーメン屋だけど、空気は落ち着いた大人の空間”という少し不思議な空間。

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店内は照明がやや落ち着いていて、壁沿いには洋酒のボトルが並ぶ棚、カウンターも木目のしっかりした“夜の店仕様”。

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通常のラーメン店だと、

  • 会話
  • 厨房の怒号
  • ガチャガチャした店内音

がどうしても入ってきますが、「イツキ」は真逆です。

  • 客層はほぼ大人のみ
  • 会話も自然と小声

なので、ラーメンをゆっくり楽しむことができます。

イツキがおすすめの方

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  • 派手さよりも「完成度重視」のラーメンが好きな人
  • 那須・黒磯で“ちゃんと美味い店”を探している人
  • 鶏ベースの塩ラーメンが好きな人
  • 週末のドライブついでに一杯だけサクッと食べたい人

逆に、
「がっつり系・二郎系・映え重視」を求めている人には少し物足りないかもしれません。

イツキのラーメンの特徴|五つのこだわりから見る本質

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スープ|国産素材だけで丁寧に引いた“澄んだ旨味”

スープは、
国産の鶏ガラ・親鶏・豚骨を丁寧に煮込んだ出汁をベースに、
昆布と煮干しを一晩かけて取った水出し出汁を重ねる、非常に手間のかかった構成。

このWスープ構成によって、

  • 鶏と豚の「コク」
  • 昆布・煮干しの「輪郭のある旨味」

が重なり、
あっさりしているのに、物足りなさを一切感じさせない深さを実現しています。

塩|オーストラリア産天日塩 × 昆布・煮干し

塩のカエシには、

  • オーストラリア産の天日塩
  • 昆布・煮干し

を使用し、独自配合で仕上げた特製塩ダレ

これにより、

  • 塩味が立ちすぎない
  • 出汁の旨味を“前に出す”設計
  • 後味が非常にクリア

という、「塩ラーメンとして理想的なバランス」を実現しています。

醤油|白河のもろみ醤油を使用した“香り重視”

醤油は、白河のもろみ醤油を使用した香りの強いタイプ

  • 醤油の角が立たない
  • 香りがふわっと鼻に抜ける
  • 濃厚なのに重くならない

という特徴があり、
“コクのある醤油ラーメン”というよりも、“香りで食べる醤油ラーメン”という印象です。

麺|白河・須藤製麺の無添加ちぢれ麺

麺には、福島県白河市にある「須藤製麺」さんの無添加ちぢれ麺を使用。

  • 添加物不使用
  • スープの持ち上げが非常に良い
  • 口当たりがやわらかい
  • のど越しが軽い

という特徴があり、
スープの邪魔をせず、旨味だけをしっかり運ぶ“名脇役”として完成されています。

チャーシュー|国産豚ロース×低温調理×部位別仕込み

チャーシューには、

  • 国産豚ロース
  • なるべく脂身の少ない部位

を使用し、

  • ロース
  • バラ

それぞれを部位ごとに別調理

さらに、

  • 表面を炙る
  • 特製スープで軽く煮込む
  • 仕上げに香り付けの醤油ダレに漬け込む

という三段仕込みによって、やわらかさ・香ばしさ・旨味のすべてを両立させています。

味玉|那須御養卵 × 半熟仕上げ × 塩専用カエシ

味玉は、

  • 那須御養卵を使用
  • 半熟仕上げ
  • 味付けは“塩のカエシ”を使用

という徹底した作り込み。

これにより、

  • 黄身が濃厚
  • 白身に嫌な塩辛さが出ない
  • 塩ラーメンとの一体感が抜群

という、完全に“塩ラーメン専用設計”の味玉に仕上がっています。

「イツキ」のラーメンは一言で言うと、

素材・出汁・塩・醤油・麺・具材すべてが“引き算の美学”で設計されたラーメン

というタイプです。

  • 化学調味料に頼らない
  • 国産素材と無添加麺
  • 出汁の重なりで旨味を構築
  • トッピングも主張しすぎない

だからこそ、

最初はあっさり
食べ進めるほどに旨味が増す
食後に「重さ」が残らない

という、“毎週でも食べられるタイプの完成度”を実現しています。

まとめ

「ラーメン イツキ」は、派手さやインパクトで勝負するラーメンではありません。

国産素材と無添加麺、出汁の重なり、塩と醤油それぞれに専用設計された味の組み立て――そのすべてが静かに積み上げられた、“完成度で語られる一杯”でした。実際に塩と醤油を食べ比べてみて感じたのは、どちらが上という話ではなく、その日の気分や体調で選びたくなる二つの完成形が共存しているという点です。

週末限定、売り切れ次第終了、バーを間借りした静かな空間。すべてが「特別な一杯」を演出していて、食後には自然と「また来よう」と思わせてくれる余韻が残りました。那須・黒磯エリアで、観光地らしからぬ“本当にうまいラーメン”を探しているなら、「イツキ」は間違いなく一度は訪れてほしい一軒です。

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